寺院紹介

由緒

元和八年(一六二二)の創建で、浄土宗光栄山大運寺と号します。
開基は宇都宮藩主である奥平美作守忠昌、開山は信蓮社茂伝上人と伝えられ、代々、城主への御目見得格でした。
創建以来宇都宮市材木町にあり、明治四十一年(一九〇八)大谷街道の開通に伴い、山門を材木横町(境町)通りから北向きに変えています。栃木県の道路拡張事業に伴い、伽藍及び墓苑の全面移転を住職・檀家の総意によって決意し、平成十二年より宇都宮市西方・下荒針の丘陵地に移転を進めることとなりました。
寺域・堂宇を順次整備し、平成十五年七月、御本尊「阿弥陀如来像」の開眼供養などを経て、平成十六年三月二十七日、大運寺移転事業の落慶法要を盛大に厳修し今に至ります。

現在

約九千坪の寺域には、法然上人の御誕生から御入滅までの足跡を辿る二十五霊場(うつし霊場)の設置と併せて、裏山から手入れされた雑木林を巡る散策路にはチゴユリが再生しています。植栽された紫陽花、二十五霊場庭園の三百株の牡丹、小規模ではあるが蓮池など、四季折々何時訪れても心を癒してくれる花の寺として整備中です。

旧大運寺があった材木町には別院檀信徒会館を新設し、カラオケ、ダンス、囲碁将棋、かるたの会などの教室を開いており、檀信徒を中心に地域交流の拠点となっています。